一本のネクタイができるまで

Making a Tie 「縫う」 Vol.4

2018年7月17日

Making a Tie

一本へのこだわり
縫う

TEXT & EDIT Tetsu Takasuka PHOTO Seiichi Niitsuma

本当に優れたネクタイとは?

 創業から約50年間、ネクタイ専門に裁断・縫製を手がけてきた「オングル工芸」。無数のネクタイを見てきただけに、本物を見極める目は確かなはず。そこで、代表取締役の岡本純一さんと部長の宮川勇さんに、本当に優れたネクタイとは何かを聞きました。

−いいネクタイの条件を教えていただけますか?

岡本「まず、何よりも締めた時の感触が大事ですね。それだけで満足感や気の引き締まり方が変わりますから」

宮川「製造者側からすると安全であることが第一です。首の周りに締めるものですから。弊社では針などの小さな金属片は一切残さないように、金属探知機を使って徹底的に安全性を追求しています」/p>

製品は出荷前に金属探知機で徹底的に検査される

−いいネクタイを見分ける方法はあるのでしょうか?

宮川「わかりやすいのは、小剣を持って垂らしてみるという方法です。ちゃんと中心が縫われておらず、ねじれが生じているネクタイだと、小剣の先と大剣の先の角度がずれます。弊社では30度以上ずれるものは商品として出荷しないようにしています。生地によってはどうしてもずれるものもあるので一概には言えませんが、ひとつの基準にはなるでしょう」

−クリケットのネクタイはその点でどうでしょう?

岡本「クリケットさんのこだわりは並じゃないですね(笑)。常により高いクオリティが求められます。ジャカード織りからプリントもの、フレスコまで商品の幅も広いため、それぞれの生地に応じて妥協を許さないベストな縫製が必要になります。これからも期待に応えられる品質を維持するために技術を磨いてきたいと思います」

すべての工程においてこだわりを貫き、優れた技術を持った職人さんたちが関わることによって作り出されるクリケットのネクタイ。その良さは、一度締めてみればきっとわかっていただけることでしょう。


Making a Tie「縫う」


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