
Making a Tie
一本へのこだわり
織る
TEXT & EDIT Tetsu Takasuka PHOTO Seiichi Niitsuma |
生地の整理も重要な工程
織り上がったネクタイ生地は、そのままでは縫製の工程に回せません。裁断などの加工をしやすくするために、糊付けをして硬さを出す必要があります。京都の町家の一角に工場を構える「長谷川織物整理」は昭和初期に創業した糊付け専門の整理業者。品質の高いネクタイを作るために、それぞれの工程のエキスパートが活躍しているのです。
色々な種類の生地を繋げて糊付けし、長いコンベアの上を流していきます。
糊付けして湿った生地を下から加熱して乾燥させます。