一本のネクタイができるまで

Making a Tie 「織る」 Vol.1

2018年7月9日

Making a Tie

一本へのこだわり
織る

染色された絹糸は、織布工場に送られて生地になります。クリケットのネクタイ生地を織っている工場のひとつが、京都・西陣地域にある「タイヨウネクタイ株式会社」。明治46年に創業した老舗で、元々は西陣織で着物や帯を製造していたとのこと。その伝統的な技術を生かしたネクタイ生地作りをご覧ください。

TEXT & EDIT Tetsu Takasuka PHOTO Seiichi Niitsuma

半世紀以上前の機械を使い続ける

 ネクタイ生地を織る工程は、まず糸繰機を使って絹糸を枠に巻き直すところから始まります。「タイヨウネクタイ株式会社」で使われているのは、見るからに旧い木製の糸繰機。手作りの機械で50〜60年は使い続けているというのですから驚きです。何色かの色が混ざったメランジと呼ばれる糸も、この機械で糸を何本か撚って作られます。

 こちらは3色の糸を撚り合わせたメランジ糸。美しい色合いです。


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